2022年6月19日
こんにちは!
骨端症の続きです。
フライバーグ病(第2ケーラー病とも呼ばれます)は中足骨に起こる骨端症です。
中足骨でも第2中足骨(親指の横の骨)の骨端が壊死する病気です。
10歳以上の女の子に起こることが多く、原因は不明ですが運動などの刺激が原因とも言われています。
診断はレントゲン検査で可能です。
治療は運動制限が必要です。
フライバーグ病はシーバー病、ケーラー病とは違いペルテス病に近くて変形して治ることが多いです。
そのためある程度の安静が必要です。
壊死は治りますが、その間に変形してしまうと変形したまま再生します。
足の痛みが残るため変形が強いと手術(軟骨移植という手術)をすることが稀にあります。
手術は難しく、あまり行われない手術で私自身は経験がないです。
フライバーグ病は足のバランスが悪いお子さんがある程度居られます。
扁平足や第2趾が他の指より長いお子さんが居られます。
その場合はインソールを作成して第2趾に負担がかからないようにします。
フライバーグ病は早めに診断して骨の変形を作らないように運動制限することが重要です。
レントゲン検査で容易に診断できますので、早めの受診をしてください!