2024年3月2日
こんにちは!
脳性麻痺の治療 リハビリテーションの続きです。
前回海外の論文でボバース法、ボイタ法ともに行わないほうがよいに分類されたと書きました。
海外ではCI療法はHABIT、ホームプログラムなどが盛んになっています。
研究で神経のシナプスがリハビリで変化することが証明され、さらに適度の刺激や量がが必要、ある程度反復・集中して行う必要があることが報告されています。
日本国内では現在も盛んにボバース法、ボイタ法が行われています。
何故でしょうか?
・日本の国民性?
海外のデータは日本とは別と思う傾向にある。
日本のデータは日本人の国民性から「Aは優れている」は多いが「Bはよくない」というデータは少ないです。
現在行われている方法をしないほうが良いという報告することは稀です。
日本の脳性麻痺のリハビリテーションガイドラインでもダメと書かずに推奨エビデンスが低く書かれているだけです。
以前にも書きましたが日本のガイドラインではボバース法はそこそこの推奨、ボイタ法は低い推奨でした。
・ボバース法、ボイタ法にかわる明確なリハビリ法が普及していない
エビデンスが高いCI療法は主に大人の脳卒中に行われ小児では未だ普及していません。
またボバース法、ボイタ法に代わる明確な有効性をもつ小児リハビリ方法がない点も挙げられます。
以上から日本ではボバース法、ボイタ法が現在も広く行われています。
では海外ではしないほうが良いとされるボバース法、ボイタ法を続けてよいのでしょうか?
次回に私の個人的な意見を書きます。
次のコラムへ
「脳性麻痺について 治療 その9 リハビリ 私の個人的意見 ボイタ法はしないほうが良い!?」