2024年2月23日
こんにちは!
脳性麻痺の治療の続きです。
リハビリで国内ではボバース法、ボイタ法、上田法が主流と書きました。
前回はボバース法、ボイタ法について書きました。
今回は上田法です。
上田法は1988年に小児整形外科医の上田先生により発案された方法です。
脳性麻痺や脳卒中後の運動障害に対する治療です。
上田法は特定の筋肉の緊張を緩めるために、その筋肉が最も弛緩する肢位を一定時間(3分間程度)保持する方法です。
1日2回実施することが原則で、保護者の方にも習得してもらって家庭でも行います。
1.頸部法
2.肩ー骨盤法
3.肩甲帯法
4.上肢法
5.下肢法
以上5つの基本手技(+補助手技4つ)を用いて筋肉の緊張をとる方法です。
開発された先生が愛知県の病院で勤務されている関係で中部地方でよく行われています。
関西にいる私は一度もみたことがない手技です。
国際的な認知はほとんどなく、治療成績も国内からしか出ていないためエビデンスに乏しい治療と位置づけされています。