2022年9月11日
こんにちは!
発達障害の続きです。
わが子の体験談を通じて感じたのは日本の診断プロセスに問題だらけだということです。
発達障害は従来療育施設の先生が診断していました。
地域に必ずありますが、療育施設の医師の知識レベルは様々でわが子を自閉症と断定した残念な年配の先生レベルの先生も多くいます。
さらにわが子を自閉症と診断した先生はその後のフォローアップもなくなっているので自分の診断が誤っていて
自分の断定した診断の誤りや将来の職業の見込みを間違って伝えていることも知らないままです。
本来は電話などでも良いので追跡調査をすればすぐに2,3歳で発達障害疑いで受診したお子さんがその後どうなっているか
わかるのですが、そのような先生は自分の診断に自信を持っていてまず調査しないと思います。
最近では発達を専門に見られてきた小児科の先生が増えてきましたが、発達障害の診断分類がかわり
治療薬も増えていることから患者さんが押し寄せています。
大きな病院では初診予約が1年後というのもざらです。
私が大阪大学で働いているときも発達障害疑われ院内の小児科の初診予約しようとしても1年以上先と言われてました。
クリニックで診察されている先生も増えてきましたが、患者さんで一杯と聞きます。
3歳のお子さんで発達に問題があり診察受けたくても4歳以降になる現状はどうなのでしょうか?
かといっててきとうな先生の診断を受けてほしくくないのはわが子の経験談からも強く思います。
一部の小児科の先生から発達検査や普段の保育園・幼稚園の過ごし方を聞くだけでなく
2歳以上で早期に発達障害の可能性を診断する評価方法と採用しだしました。
M-CHATというイギリスで開発された乳幼児自閉症チェックリスト(Checklist for Austism in Todllers; CHAT)に
アメリカで2歳前後から使えるように修正したチェックリストです。
このような定量的な評価方法をもっと使用していって、経験や勘で診断する状況を変えていってもらいたいです。
発達障害の診断は非常に難しく経過を見る必要があります。
わが子のように何も症状がなくなるお子さんなら良いですが、発達障害が残るお子さんに関しては
早期に周りのかかわり方(できないことを無理にさせずに長所を伸ばす)ことや感覚統合などの訓練を早期に導入する方が
良いと思われているため早期診断のためのルーツ開発が進んでいます。
一方で低年齢での診断は本当に難しいのでわが子のようにフィーリングでてきとうな診断が行われないようにして欲しいです。
現在のすぐに受診できない状況、てきとうな診断をする医師がいる状況が改善されることを切に願います。