2023年6月25日
こんにちは!
症候性側弯症の装具、プレーリーくんの続きです。
前回プレーリーくんは個人的な考えでは側弯の進行予防効果がないと書きました。
ではプレーリーくんは何を目的に、誰に使うと良いのでしょうか?
私の答え:側弯があって体幹の保持が難しい方に有用な装具
症候性側弯症の方は側弯の変形角度が大きいことが多いです。
真っすぐに立ったり、座ったりすることができないことが多いです。
真っすぐ座れないと、上肢の動きが制限されたり、頭の位置が斜めになったりと不都合が多いです。
大きくなると肩から腰にかけて痛みの原因にもなります。
プレーリーくんを使うことで特に座っている時の姿勢が改善します。
従来は座位保持装置や椅子にパッドや多くのベルトで無理やりまっすぐになるように固定していましたが
プレーリーくんを使うと椅子がコンパクトで済みます。
場所を移動、椅子を代えてもプレーリーくんをつけていれば移動も楽になります。
私個人の意見ですが、プレーリーくんは症候性側弯症の方で姿勢ほ保持が難しい方に非常に有用です。
学校で座って過ごす間につける、作業所の間つけるなど日中の作業の際に使うと良いと思います。
さらに体幹が曲がることで硬くなることを予防する効果もあります。
プレーリーくんをつけることで曲がっているサイドがストレッチされ、骨や筋肉の柔軟性がよくなると思います。
側弯進行予防をあまり期待せずに、姿勢の保持や体のストレッチ効果に優れた装具として使うと良いと思います!
プレーリーくんは症候性側弯症にそのような意味で他にない非常に優れた装具だと思います!