コラム

2024年3月3日

脳性麻痺について 治療 その10 リハビリ 私の個人的意見 ボイタ法はしないほうが良い!?


こんにちは!

脳性麻痺の治療 リハビリテーションの続きです。

前回ボイタ法は脳性麻痺の方には個人的には推奨しない旨を書きました。

ガイドラインでは脳性麻痺の赤ちゃんにのみ有効な可能性が低いエビデンスで書かれているのみです。

 

これから書くのは私の個人的な意見です。

 

ボイタ法は方法がきちっと決まっていてある意味安定した施術が可能ですが、患者それぞれにカスタマイズはされません。

そのため0歳児の健常でもまだ立ったり歩いたりしない小さな赤ちゃんの時期は有効かもしれません。

しかし歩いたり、立ったりする時期には運動機能を高める作用は少ないと思います。

筋緊張を緩和することも重要ですが、小児期では運動発達が非常に重要です。

 

一般的に運動発達は就学前後まで大きく発達してその後徐々に発達が進まなくなると言われています

Dev.MEd.Child.Neurol.2009より引用

 

有名なグラフですが、運動機能別にどの年齢で運動機能が向上するかのグラフです。

Level I~Vは運動機能でIが正常でVが寝たきりと数字が大きくなると運ける機能が低くなります。

縦軸は運動機能評価の数値で、運動機能は7,8歳頃まで上昇しその後横ばいかやや低下すると報告されています。

 

小児で運動機能を高められる時期は限られており、立位や歩行が獲得できるかはその時期にどのような治療を受けるかも重要になります。

そのため寝たきりでない方の立位、歩行訓練は就学前後までに積極的に行う必要があります。

私の個人的な意見では小児期は運動機能を高められる限られた期間であるため筋緊張緩和だけでなく、積極的な運動訓練を行うリハビリが重要だと思います。

もちろんボイタ法で筋緊張を緩和することで立位、歩行につながる可能性はありますが、よりダイレクトに立位、歩行につながる訓練をすべきだと思います。

さらに装具や手術も運動機能を高めることに有効です。

手術も筋緊張が高くてうまくハイハイできない、立てないお子さんには就学前に積極的に行って運動機能を高める方がよいと思います。

 

以上が私がボイタ法をお勧めしない理由です。

 

次にボバース法について書きます。

 



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