コラム

2024年2月11日

脳性麻痺について その6 その他 低緊張 失調


こんにちは!

脳性麻痺の続きです。

前回痙直型、アテトーゼ型について書きました。

約90%程度の方がこの2つに属すると言われています。

今回はそれ以外の稀なタイプについて書きます。

 

1.低緊張型

痙直型と反対で筋肉の緊張が非常に少ない状態です。

全身だらっとしている状態です。

首がすわる時期や歩き始める時期なども遅くなります。

近年では低緊張なお子さんが非常に増えています

 

2.失調型

比較的少ないタイプです。

脳の視床とよばれる部分の障害で起こります。

深部感覚、平衡感覚が障害されています。

深部感覚とは目をつぶっても、暗闇でも自分の足の位置や手の位置がわかる感覚です。

私達は普段生活している時にすべてを目で見て確認しているわけでなく、深部感覚により自分の体の位置情報などがわかっているので問題なく生活できています。

深部感覚が障害されていると手足の状況がわからず、手先の不器用さやよく転倒するなどが見られます

歩行もできても常にふらふらしている状態が多いです。

 

3.混合型

今までのタイプが混ざっている状態です。

痙直型とアテトーゼ型の混合型が最も多いです。

近年では混合型が多くなっている印象です。

 

次に近年の状況について私見を書きます。

 

 



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