2024年5月26日
こんにちは!
軟骨無形成症の続きです。
今回は低身長について書きます。
軟骨無形成症の四肢短縮型の低身長が特徴とされています。
四肢短縮型とは胴の長さに比べて手足が短い状態です。
上肢であれば通常気を付けをすると指先はお尻よりもずいぶん下まで達します
軟骨無形成症のお子さんでは手を伸ばしてぎりぎりお尻に届くくらいが多いです。
下肢の短さは低身長につながり、成人した時の身長が女性で124cm前後、男性で130cm前後と報告されています。
手足の短さから棚の上の物も届きにくく、ICカードが発達する前では電車の券売機のお金の投入口に手が届かなくて困ることが多かったです。
そのため低身長に対する治療は以前より行われてきました。
治療としては薬物治療と手術治療があります。
薬物治療は以前は成長ホルモン療法だけでしたが近年新しい薬がいくつか開発されています。
新しい薬が保険適応されたのもつい最近で今後治療体系が変わる可能性もあります。
手術としては以前にも書いた骨延長があります。
次に薬物治療、手術治療について詳しく書きます。
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「骨系統疾患 軟骨無形成症 その7 低身長 薬物治療」