2022年10月16日
こんにちは!
骨延長の創外固定器の続きです。
前回に創外固定器は骨にワイヤーやハーフピンという金属が貫通していても痛みはないと書きました。
さらに手術で骨を人工的に骨折させていても体重は創外固定器が代わりに支えるため歩行も可能です。
見た目は痛々しいですけど。
シャワーに入ることも可能です!
創外固定器は非常によくできたものですが、日本の医療構造には問題あります。
日本の健康保健制度では患者さんの体に直接入れたものだけが保健の適応となります。
創外固定器では体に入れているワイヤー、ハーフピンという太いピンだけが保健が適応されます。
創外固定器本体は保健が適応されないため各病院が自腹で購入する必要があります。
イリザロフ創外固定器などは片脚につけるパーツをすべて足すと50万~100万円程度かかります!
最近ではwebで延長や矯正を計算できる創外固定器もありさらに高額です。
そのためイリザロフ創外固定器を所有している病院がすくないのが現状です。
創外固定器本体も保健で認められている治療に必須なのに保健が適応されないのは変な話です・・・。
創外固定器は非常に万能で、骨延長には必須の機器です。
考案したイリザロフ先生はすごいです!!