2022年10月29日
こんにちは!
骨延長の続きです。
骨延長は創外固定器を用いて最大10cm身長を伸ばすことができると書きました。
単に短いものを長くするだけでなく、曲がった状態を真っすぐに戻すことも可能です!
主にケガの後が多いです。
お子さんなら骨端線損傷(成長軟骨損傷)という成長軟骨を傷つけてその後に骨がまっすぐ伸びずに曲がって短いことがあります。
上図の一番左は右側の大腿骨の膝の近くの怪我で骨端線損傷してX脚の変形がでて右下肢も短くなっています。
曲がっている骨はまっすぐにのばさずに曲がりを治す方向に延長することで、真っすぐに戻すことも可能です!
大きな怪我で骨がつぶれてなくなったり、感染でなくなってしまった場合も矯正して延長することが可能です。
Taylor spatial frameという創外固定器に代表される上図の様な創外固定器も開発されています。
曲がりを治すのに、webに現状の数値と目標の形を入れると日々の延長量をコンピューターが計算してくれる優れものです。
以上、骨延長はまっすぐに延長するだけでなく曲がりも治せるでした。
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「創外固定器、実は骨を伸ばすだけでなく非常に有用!」