2022年10月9日
こんにちは!
今回は骨延長について書きます。
脚延長、仮骨延長などとも言われています。
人の身長は伸ばすことが可能です!
上の写真のロシアのイリザロフ先生が考案した方法です。
人間の再生能力を利用して骨を伸ばす方法です。
他の材料使わない自分の再生能力だけに頼った理想的再生医療とも言える何十年も前に開発されて方法です。
上図の様に手術で骨を切ります。人工的に骨折を起こします。
創外固定という機械を同時に装着して、手術後に徐々にゆっくりと創外固定器を使って骨を切った部分の距離を広げます。
通常、骨折はその位置で自己の再生能力で骨を作ります。
その再生能力を利用して、少しずつ隙間を広げていって自己の再生をより頑張らせる治療です。
あまり早く伸ばしても骨ができず、ゆっくり過ぎても先にくっついてしまいます。
通常1日1mmというゆっくりなペースで延長すると骨が新生され先にくっついてしまうことがないと言われています。
上図は10cmほど延長していますが、延長するのに10cm=100mm=100日
100日目は左から2枚目、その後自分の再生が進んで骨が硬くなるのを待ちます。
左から3枚目くらい延長した骨がレントゲンで白くなれば創外固定器を外します。
だいたい手術してから10cm伸ばすのに1年位はかかります!!
次回骨延長についてより詳しく書きます。