2024年9月7日
こんにちは!
何度か書いていますが、足底板、インソールについて書きます。
足底板、インソールは幅広く使われています。
通常のネット通販、靴屋さんでも販売され、医療機関でも装具として作成可能です。
足底板、インソールは色々な用途で使われます。
多くは足の痛み、足の裏にタコができるなどのために使うのではないでしょうか?
足が疲れやすいなどでも使われます。
足の形に問題がなく、タコや痛みがない方は市販の足底板でも良いかと思います。
逆に足の形が悪い、痛みがある方は市販の足底板では良くならないことが多いと思います。
市販の足底板と装具の足底板の違いは何でしょうか?
普通の人からすると見た目の形はほぼ同じです。
そのためわざわざ病院で作らなくても市販の足底板で良いと思われるかもしれまん。
大きな違いは足底板自体の硬さです。
なかなか装具の足底板を触る機会がないと思いますが、市販の足底板はスポンジ状でふわふわしているのに対して装具の足底板はすごく硬いです。
特に土踏まずの部分の盛り上がった部分の硬さが全く異なります。
市販の足底板はクッションの要素が強く全体的に柔らかくしなります。
個人用に作っていないので硬くすると傷ができるため柔らかくして皮膚トラブルが起こらないよう柔らかくせざるを得ないです。
装具の足底板は既製品ではだめで個人用に型をとってオーダーメイドする場合に健康保険適応されます。
足の形が悪い、痛みがある場合は単なるクッションでは根本的な状況が変わらないため効果不十分です。
しっかりとした足底板を作成して足の形を改善して、痛みがでる部分に体重がかかりすぎないようにする必要があります。
足の痛みだけでなく、疲れやすいなどの症状も足の形自体が変わる足底板でないと効果がでにくいと思います。
診療をしていて足が痛くて市販の足底板かったけど治らないから受診する方が多くみられます。
足の状況にもよりますが、基本的には市販の足底板と装具の足底板は全く異なるものと理解してください!
次回は医療用足底版も色々ある。やばいものも!の予定です。