コラム

2024年9月22日

足のタコ、魚の目(ウオノメ)違い分かりますか? その2


こんにちは!

タコ魚の目の続きです。

タコは単なる皮膚の硬化、肥厚した状態

魚の目は肥厚した皮膚が真皮に入り込んで芯があり痛みを生じます。

ともに繰り返す刺激で起こりますが、タコは足以外にも起こりますが魚の目は足の裏だけに起こります。

 

タコ、魚の目ができる原因は以下です。

1.足の形が悪い

2.靴がよくない

 

1.タコ、魚の目は扁平足の方によく起こります

通常の足では体重は足の裏に均一にかかるためタコ、魚の目はできません。

扁平足など足の形が崩れてくると体重が足の裏の特定の場所に多くかかるようになりタコ、魚の目ができます。

 

2.靴がよくない

ローファーなどの革靴やハイヒールなどの靴は柔軟性がなく足の動きが制限されるため歩くときに足裏への体重が偏りがちです。

靴のサイズが合っていない(小さい、大きすぎる)場合にもタコ、魚の目が起こります。

治療ですが、通常タコは皮膚が硬くなっているだけで痛みも強くないため放置でも問題ないです。

魚の目は痛みが生じるため処置を行うことが多いです。

ただし治療の基本はまずは原因を改善することです。

足の形が悪い方であればインソール、靴が悪い方は靴を変えてもらうことが重要です。

 

病院では魚の目のことを鶏眼(けいがん)と呼び、その処置を鶏眼処置と呼びます。

魚の目は肥厚した角質が真皮に入り込んでいる芯の部分が痛みを起こします。

そのため芯の部分をメスなどで削ります

皮膚自体が硬くなっているため、スピール膏という皮膚をふやかすテープを貼ってから行うことも多いです。

芯の部分は周囲に神経があるため削るときに少し痛みがありますが、通常は麻酔なしでも可能です。

出血などもしないため処置後にすぐに歩いて帰れます。

 

鶏眼処置をすると痛みがなくなります。

ただし、タコ、魚の目は足裏への体重のかかりが偏在するために起こります。

インソールや靴の見直しなど原因を改善しないと必ず再発します。

 

一旦処置で痛みをとって、再発しないように原因を探して可能な範囲で改善することが重要です!

 

 



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