2025年10月8日
こんにちは!
筋力が低下する病気の筋ジストロフィーの続きです。
前回筋ジストロフィーには色々な種類があると書きました。
・デュシェンヌ型、ベッカー型
・肢体型
・顔面肩甲上腕型
・先天性(福山型、Ullrich型)
・筋強直性
種類の特徴として下記2つは低下する筋力の場所があります。
肢体型は体の中心に近い筋肉の低下が起こる
顔面肩甲上腕型は顔、肩、上腕の筋肉が主に低下する
それ以外は筋肉の場所というより症状に特徴があります。
今回はデュシェンヌ型について書きます。
デュシェンヌ型はジストロフィンという筋肉の遺伝子異常で起こり筋ジストロフィーの中では頻度が高いです。
筋力の低下は徐々に進行します。
赤ちゃんの時期では症状が目立たず診断されることはほどんどないです。
歩き始めが遅れたり、運動発達の遅れで疑われて診断されることが多くなります。
一般的には幼児期から就学前までには診断されます。
大まかな筋力低下の流れとしては
幼児期に歩いたり、走ったりは通常より若干遅いけどできます。
6歳ごろまではつまずくこともありますが、走ったりできることが多いです。
その後徐々に筋力低下が進行します。
多くは10歳ごろまでは歩けますが、その後徐々に一人歩きが難しくなり車椅子中心になります。
治療や整形外科のかかわりなども多い疾患で、次に細かく書きます。