2022年9月19日
こんにちは!
感覚統合について今まで書いてきました。
主に前庭感覚、固有感覚、触覚の発達、統合して新しい機能を作る訓練です。
現在、発達障害と診断されるお子さんが増加して訓練施設も非常に増えています。
感覚統合は40年くらい前から日本に導入されましたが、訓練施設は最近10年程度で激増していると思います。
従来の療育施設、病院だけでなく民間の発達障害専門の療育施設、放課後デイサービスなど様々な場所で行われています。
私は第2子が自閉症といい加減医師に確定診断されて妻が様々な訓練施設を調べて3か所通っていました。
発達障害をある程度専門的に行っている病院、療育施設、民間の発達障害専門の訓練施設です。
私自身は民間の訓練施設にしか実際は見ていませんが、おそらく働かれている方もそれほど専門性もなく
単にそれっぽい運動訓練しているだけでした。
訓練後のその日のまとめのようなことも説明されましたが全く医学性や感覚統合の要素が微塵もないように思いました。
感覚統合では前庭感覚、固有感覚を鍛えるためブランコなどの器具を用いた不安定な状態で訓練することが多いです。
発達障害のお子さんは体幹低緊張が多いと言われて上手にできないお子さんも多いです。
そのため私が見た施設の訓練ではブランコなどで体幹を鍛える訓練と勘違いされているように思いました。
確かに家でテレビ見ているよりは良いですが、体幹鍛える訓練と思ってするのは感覚統合ではないです。
感覚統合はある程度論文などで有効性が証明されている訓練ですが、よくわからない人がやっている訓練は
エビデンスもないただの遊びです。
恐らく最近の訓練ニーズ増加に伴う訓練する先生の準備が全く整っていないのだと思います。
実際色々な話を聞くとしっかりとエビデンスのある治療されている先生もいますが、多くはいい加減だと感じています。
皆さん、注意して下さい!
いい加減な、感覚統合といいながら感覚統合でない単なる遊び訓練があることを!!
是非しっかりとした先生の訓練を受けてください!
見つけるのは難しいかもしれませんが、感覚統合の勉強をどこでされた?など聞けば良いと思います。
なんとなく本読んだとかだとかなり怪しいと思います。
注)感覚統合を否定する内容ではないです。個人的には良いと思っています。
日本の現状が怪しい感じだと思っているだけです。
しっかりとした先生はしっかりとした訓練をされていると思っています。
当院も感覚統合はそのような先生に指導してもらって行うようにしています。
リハビリ、訓練はセラピストの先生のより異なる手技になることが多いです。
一定の治療効果を確保するために感覚統合の基本やリハビリでも~法といった方法があるのです。
セラピストの先生の勘と経験で独自のリハビリを展開されているのもよく耳にします。
是非皆さんもそのような目で見てしっかりとして基礎をもったセラピストの先生のセラピーを受けてください!