コラム

2026年5月30日

成長痛 色々な意味で使われて色々間違った解釈もあります

こんにちは!

今回は成長痛について書きます。

名前は知っている方がほとんどではないでしょうか?

実際に外来をしていてお子さんの関節痛の診察でご両親から成長痛ですか?という質問も多いです。

 

成長痛はそれ自体が1つの病状です。

成長期に起こる関節の痛みの総称ではないです。

言葉の定義ですが、成長期のお子さんがスポーツしていてよく膝や踵痛くなるのは厳密には成長痛ではないです。

成長期に起こりやすい痛みであるのでややこしいです。

 

狭義の成長痛は2歳ごろから12歳ごろまでに見られる原因不明の急な痛みです。

最も多いのは3歳から就学前の5,6歳までと言われています。

夕方から夜に多く、上肢はほとんどなく下肢でも膝から足首周りの痛みが多いです。

痛みの頻度も毎日ではなく週に数回から月に1,2回程度が多いです。

左右におこったりある日は右膝、別の日は左膝といったように左右どちらにもおこります。

痛みの時間は通常1時間以内ですが、夜中に何度か痛がる場合もあります。

痛みの程度は比較的強く、泣いて痛がることが多いです。

他の病気よりもはるかに痛がる印象です。

 

現状では成長痛の原因は不明で疾患として扱っていない先生もいます。

しかし同様の症状を呈するお子さんは非常に多く成長痛という病態がある思っている医師の方が多いと思います。

成長による痛みなどと解説されているものもありますが、片足だけおこったり月に数回など辻褄が合わないと思います。

 

治療としては様子を見れば痛みが治るので経過観察で良いのですが、一部他の病気の際もあるため注意が必要です。

次に続きます。

 

 

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