こんにちは!
お子さんの成長痛の続きです。

前回に成長痛と鑑別する病気が稀にあると書きました。
他の原因となる病気としては非常に稀ですが以下があります。
・腫瘍
・若年性特発性関節炎などの関節炎を起こす病気
今回は関節炎を起こす病気について書きます。
こちらも非常に稀ですが、お子さんでも関節炎を起こす病気があります。

有名なのは若年性特発性関節炎です。
他にはIgA血管炎、血小板減少性紫斑病などがあります。
若年性特発性関節炎は大人の関節リウマチに近く以前は小児リウマチとも言われていました。
色々な関節痛がでる場合もありますが、片方の膝だけが痛い場合もあります。
非常に多彩な病気のため次回に詳しく書きます。
IgA血管炎は腎臓の炎症が起こり血尿や蛋白尿が見られます。

3-10歳に多く、尿異常以外に体のあちこちに出血班や関節炎、関節痛が起こります。
関節痛は比較的頻度が高く6,7割程度のお子さんに起こり、手首や足首の痛みが起こります。
血小板減少性紫斑病は免疫性血小板減少性紫斑病という病気で血液中の血を止めたりする作用を持つ血小板に原因不明で抗体ができて血小板が減少する病気です。

こちらも体に紫斑が起こりますが、関節炎も起こる場合があります。
関節炎はIgA血管炎ほど頻度は高くなく、腫れたりもしませんが鑑別として必要です。
若年性特発性関節炎は紫斑はありませんが、他の2つは体にあざのような紫斑が診られた際には血液検査や尿検査が必要です。

通常小児科で診てもらう疾患ですが、関節痛がきっかけで整形外科をまず受診されることもあります。
次に若年性特発性関節炎について書きます。
