2024年12月8日
こんにちは!
以前に巻き爪治療に関して書きました。
矯正としては手術、ワイヤー法、プレート法など様々あります。
今回は実際にどのような形で治療を行っているか書いていきます。
決して当院の治療が絶対ではなく、巻き爪治療の色々な方法は長所短所がありどれかが絶対的に優れているというものではありません。
典型的な巻き爪です。
中等度から高度に該当する巻き爪です。
母趾の爪が肉に食い込むため血流も悪くなり周囲のお肉が赤くなっています。
痛みもあることが多く、軟膏を処方されていも一切治りません。
初回治療直後です。
爪の表面に矯正器具をつけて樹脂で固めます。
巻いていた爪が矯正されて食い込んでいた肉の部分にスペースができています。
食い込みがなくなるため装着直後から巻き爪の痛みは改善かなくなることが多いです。
ペディグラス社の巻き爪矯正用の矯正器具をつけています。
器具が弾性を持っていて、曲げた爪に付けた器具がもとのまっすぐに戻ろうとする力が常時かかり爪が矯正されていきます。
矯正器具は透明で薄いものであり、透明な樹脂で爪表面と強固に接着するため見た目に器具がついていることはほとんどわかりません。
表面も滑らかに整えるため靴下などに引っかかることもありません。
ワイヤー法などでは爪表面に突出するためひっかかりなどあるため当院では現在は第1にペディグラス社の矯正器具を使っています。
爪によってはワイヤー法も行っています。
ペディグラス社のプレート法は見た目にわかりにくいですが、爪と樹脂で固定するため水泳を長時間するなど
水にあまりに長時間つかると樹脂固定が外れる場合があります。
通常のお風呂では問題ありません。
運動も特に制限はしていません。
矯正は1か月単位で来院してもらい、器具を付け替えて徐々にまっすぐにしていきます。
爪の硬さや元の巻き爪の重症度で異なりますが、3-6回程度矯正することが多いです。
あまりに短期で矯正しすぎると爪が割れたり、再発するためある程度期間と回数は必要です。
もうちょっと続けます。