2024年1月8日
こんにちは!
巻き爪矯正の続きです。
今まで保険治療、保険外治療、当院の現状について書いてきました。
保険外治療ではワイヤー法以外は医師以外も施術可能でありネイルサロン、整骨院などでも治療が行われています。
ワイヤー法は爪に孔をあけるものが多く、医療行為に該当するため医療機関限定がほとんどです。
当院でも行っているプレート法のペディグラスは病院・診療所よりもネイルサロンの方が多く行われています。
では巻き爪はどこにいって治療するのが良いのでしょうか?
場合により異なると思います。
1.爪の肥厚や変形がある場合
爪白癬などの感染症の可能性もあるためまずは感染症の診断が必須です。
そのため医療機関にまず受診しましょう。
2.足の変形など巻き爪の原因がある場合
爪の治療は医療機関でなくてもネイルサロンでも可能です。
ただし原因を改善しないと巻き爪の再発リスクが非常に高いため足の変形などある場合は医療機関も受診するようにしてください。
3.爪の変形、足の変形などがない単純な巻き爪
ネイルサロン、整骨院、医療機関どちらでも良いと思います。
4.陥入爪になっている場合
炎症を起こして、腫れて浸出液が出ている場合はなるべく医療機関を受診してください。
ネイルサロンなどでは医療行為ができないため処置に限界があります。
本来は病院・診療所に受診するとすべてに対応できるのですが、残念ながら爪治療をしかりとしている
医療機関がかなり少ないのが現状です。
医療機関に受診しても爪の知識がなく、巻き爪や陥入爪を中途半端に切除だけして悪化した患者を多く見ます。
特に保険外治療はネイルサロンや整骨院の方が積極的にしている場合が多いです。
一番理想は爪のしっかりしている医療機関、医療機関と連携しているネイルサロンや整骨院だと思います。
整骨院の先生でも医療機関と連携していて爪の感染が疑われればまずは皮膚科受診して感染がなければ巻き爪治療を行っている先生もいます。
そのような先生に非常に信頼して爪治療をしていただけると思います。
私の個人的な意見ですが、熱心に爪治療している医療機関か医療機関と連携しているネイルサロンや整骨院が良いと思います。
単純な巻き爪ならどちらでもよいと思います。逆に医療機関によっては知識がなく不適切な治療が行われる場合があるため注意が必要です。