2025年1月15日
こんにちは!
医療の闇について書きます。
若干批判的な内容もあるため苦手な方はスルーしてください。
実際経験した内容をいくつか書いてみます。
1.児童発達支援、放課後等デイサービスで働いていた理学療法士、作業療法士が超絶未経験者
身体や発達障害を持っているお子さんが学校行く前の児童発達支援、学校に行っているお子さんが利用する放課後等デイサービスという施設があります。
前回オーナーである管理者が医療者でないことも多く施設としてどうかなという施設が多いと書きました。
私は今まで何人も若い理学療法士、作業療法士の先生の面接をしてきました。
当院が小児リハビリ、障害児・者や広汎性発達障害のお子さんのリハビリをしている関係で小児リハビリ希望や経験者の応募が一般的な病院、クリニックよりある程度あります。
履歴書を今まで見て、経歴の話をすると驚きの連続です。
まず新卒で放課後等デイサービス入職している方がいました。
それ自体は問題ないのですが、驚くことに指導者不在で自分一人でやっているというのです。
セラピストさんの新卒と言えば学生実習で見学中心での実務があるためで実際は何もできない状態です。
さらに小児リハビリは学生実習でもほとんどなく、あっても実態に実務ができることはほぼないです。
全くの未経験状態でいきなり実務している方がいました。
話を聞くと見よう見まねでしている、本で学んだというのです。
施設の管理者もあまりに無責任ですし、そのような環境の施設で働こうとするセラピスト自体にも医療人としてのモラルの欠損を感じます。
患者さんに一番迷惑がかかります。
放課後等デイサービスはリハビリがメインの施設ではないですが、リハビリをお金をもらって提供するなら一定の品質は必要です。
リハビリには薬のような副作用、デメリットがないからといって何をしても良いというわけではないと思います。
求人を見てもそのような施設では未経験歓迎など平然と書いています。
いままでにこのような施設を何件も聞いています。
新卒でなくても、一般病院で2,3年働いて小児リハビリを経験したくて転職している場合もありましたが、ちゃんとした指導医がいて技術の向上ができているセラピストさんを私はほぼ見たことがないです。
小児リハビリ経験者を名乗っている人もいましたが、経歴的にはめちゃくちゃです。
指導医いない状態でやっている分を経験にいれて小児リハビリ経験歴が長いといっている人もいました。
どこで勉強したかと聞くと、半日程度のセミナーやwebセミナーだと言います。
リハビリでは座学も必要ですが、特に小児リハビリでは疾患の多様性や脳性麻痺のお子さんでも色々な麻痺パターンがあるため座学だけでなく実務が重要となります。
実務もしっかりとした技術をもった人に指導してもらって徐々にできるようになるものです。
確かにある程度技術、経験のある放課後等デイサービスもあります。
ただし滅茶苦茶な施設も多いので注意が必要だと思います!
何とかならないとは思いますが、現状なんともならないです。
担当している方の経歴を聞けばどのような施設かわかるかもしれません。