2025年7月13日
こんにちは!
巻き爪治療の続きです。
以前に巻き爪、陥入爪、肥厚爪などについて書きました。
爪の治療は?と聞かれると
1.皮膚科
2. 形成外科
3.整形外科
この順番に思いつくのではないでしょうか?
まず皮膚科が一番で、形成外科もありますが大きな病院にあるのがほどんとでクリニックでは非常に少なく受診しにくいです。
整形外科に来られるのは比較的少なく、爪の治療をしている整形外科も実際に少ないと思います。
皮膚科でも多くは爪の治療を専門的に行っていません。
爪白癬という爪の水虫の治療はほとんどのクリニックで行っています。
爪白癬は爪に白癬菌が感染している状態で、検査キットや顕微鏡で検査して陽性なら飲み薬か塗薬で除菌します。
一方で爪の変形の治療をしている皮膚科は意外と少ないです。
これからは実例を見てみます。
これは皮膚科に通院してよくならないので当院に受診された方です。
足の親指の爪が腫れて浸出液がでています。
皮膚科では色々な軟膏を処方されて何度も通院しましたが、症状は変わらなかったそうです。
これは陥入爪という状況です。
爪が足の指の肉に食い込んで炎症、感染をおこしている状況です。
巻き爪が原因の場合も多いですが、窮屈な靴や爪の切りすぎなどが原因となります。
原因が爪が肉に食い込んでいるので、その陥入(食い込み)を解除しないと治らないです。
抗生物質や軟膏では若干良くなっても治癒することはないです。
そのため陥入爪の治療は基本的には爪の食い込みを解除することです。
食い込みは爪切りで切れる爪の手前ではなく根元まで食い込んでいることがほとんどです。
食い込みを解除するには以下の処置が必要です。
1.爪を根元を含めて一部切る
2.爪と肉の間に何かを挟んで陥入を解除する
長くなったので次に続きます。
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