こんにちは!
医療の闇、補装具の続きです。

前回健康保険で作成する治療用装具と身体障害者手帳で作成する補装具の違いについて書きました。
今回は最近実際にあった出来事を書きます。
治療用装具は病院、診療所にかならず受診して作成するのであまり変なことはないです。
補装具はたまにあります。
多くの業者さんはきちんと医師と相談してどのような補装具を作成するか決めて申請、完成時にもしっかりと医師に確認をとり適合判定のサインをもらいに来ます。

病院や診療所に常に出入りしている業者さんは概ねそのような手続きをふんでいる場合が多いです。
しかし義肢装具会社は数多く存在します。

一部の病院や医師にはほぼ顔出しせずに患者さんにインスタや療育施設で車椅子サービスレンタルなどの患者さんアピールして装具をつくっている会社もあります。
装具の作成や相談、装具完成も自宅まで運んだり、修理も出張したりサービスをよくして患者受けだけしていてる業者さんがあります。
患者さんには良いですが、そのような会社はほぼ医師とは付き合わずに、適当にサインだけしてくれる医師がいる病院でよく装具を作ります。
今回私のクリニックであった出来事を書きます。
他府県から通われているお子さんで姿勢保持装置(座位保持装置、障害のため普通に座れない方の為のベルトがあったり背もたれなどがしっかりとした椅子)を作成しました。
比較的大きな会社ですが、患者さんが自体が装具会社をあらかじめ選んでいました。
まずは会社の義肢装具士が見積もりを作成し、私がサインしました。
装具会社の担当は私にはあわずに、話もなかったですが作り直しということと当院の理学療法士が話を聞いていたのでサインしました。

その後完成して義肢装具会社により患者さんの自宅に運ばれました。
義肢装具会社は私たちには全く連絡なく患者さんに納品して患者さんに適合判定の書類だけ渡して、自分で私にサインしてもらって郵送するように指示していました。
患者さんがリハビリで受診された際にサインするように患者の親に言われましたが、現物もなくサインできないとお話して義肢装具会社に連絡するようにしました。
姿勢保持装置は比較的大きく患者さん自身が車で運べないことが多いです。今回も患者さんは自分で運べませんでした。
しばらくして義肢装具会社から連絡があり、「どうしたらよいですか?」と言ってきました。
現物見ずに適合判定できないと話して、「なら持っていけばよいですか?」と言ってきました。
勿論ですと話して日にちを段取りしました。
何故サインしないのか的な雰囲気を醸し出す非常に感じの悪い電話対応でした。

後日現物を持ってきました。
普段ならそこまで細かく確認しませんがかなり怪しい担当だったので見積もりと相違ないか確認しました。
そうすると一部のパーツは納品したが持ってきていない、一部のベルトが見積もりにあるので実際はついていないことが判明しました。

ちなみに2,3分の確認で不備が判明しました!!
あまりにも適当で驚きが隠せませんでした!!
市役所に提出した見積もり通りに作られているかを確認するのは医師のこの適合判定のみです。
市役所は書類のみで見積もり通り適切に作成しているか判定します。
この医師の適合判定を適当に医師にサインさせようとする義肢装具会社はかなり怪しいです。
次に続きます。
