2025年7月27日
こんにちは!
比較的多い多指症の続きです。
前回多指症にはバリエーションがあると書きました。
大きくは以下に分けれらます。
1.単なる多指
2.多合指
単なる多指は手や足の指が普通に6本ある状態です。
多合指は指が6本であるが、多い指が他の指と皮膚でくっついている状態で外観は5本指に見える状態です。
JPRAS 2021より引用
多合指では指又は普通ですが、多くの場合で爪が2つにわかれたり、2つが1つにくっついていて幅広くなっています。
2つの爪がくっついている場合は生まれてすぐに診断されない場合もありますが、多合指も比較的早期に診断可能です。
多合指では皮膚+骨や関節もくっついています。
爪だけということはなく必ず骨も多くあります。
手術はともに多い指を切除します。
6本ある指のどれが多い指と判断するのか?と聞かれることがあります。
はっきりとどれが多い指と断言はできません。
ただし浮遊している指や明らかに指の場所が通常と異なる場所にある場合は多い指の判断は可能です。
それ以外では断言はできませんが、手術では指の大きさとついている場所からどの指を切除するか判断します。
一番上の手の指の写真では親指の一番端にある指が明らかに小さくついている場所も異なるためその指を切除します。
足の多合指の写真なら斜めにある小さな爪の方の指を切除します。
爪だけでなく、その下にある過剰な骨も切除する必要があります。
過剰な骨を切除しないとその後に成長していまい変形が起こる場合があります。
以上多指症の治療でした。