2024年9月15日
こんにちは!
足底板・インソールの医療の闇の続きです。
批判的な内容が苦手な方はスルーしてください。
前回は健康保険を使って作成する治療用装具としてのインソールの闇を書きました。
今回は何故か医療機関で健康保険を使わずに作成するインソールについて書きます。
通常は医療機関では健康保険を使用できるため全額自費のインソールは作成しません。
健康保険適応が原則治療用装具は同じ部位は1つだけなので、使用場面で2つほしい方は2つめは自費で義肢装具会社さんから直接作成、購入します。
このような2つ目の装具では自費装具がありますが、1つ目から自費で作成している医療機関もあります。
自費で作成するのは自由診療なので問題ないですし、私が文句を言うものではないですが非常に気になります。
なぜ健康保険で作れるのに自費で作成するのでしょうか?
理学療法士が作成するインソールをよく見受けます。
1万円以下で確かに自己負担で考えると健康保険が3割の方では治療用装具よりも負担は少なくなります。
ただし治療用装具は全額の3割負担で良いという考え方ができます。
またお子さんなどに数千円で作成している場合がありますが、通常こども医療では500円で作成できるので自己負担が大きくなります。
これからは私の個人的な意見です。
まったく確証もありません。誹謗中傷でもないです。
自費で作る理由としては以下があると私は考えています。
1.義肢装具会社と提携していない
2.健康保険が3割負担の方なら自己負担額減る
3.お金儲け
1.義肢装具会社と提携していない
可能性としてはありますが、病院・診療所で提携していない場合は非常に稀です。
インソールが作れない義肢装具会社はほぼなく、義肢装具会社としても利益率の高い装具のため作ることを嫌がることもないと思います。
満足いくインソールを作ってくれる義肢装具会社が見つからない可能性はありますが、普通は見つけられます。
2.自己負担額
負担額が3割の方ならわかりますが、健康保険を適応できる医療機関で進んで自費を選択する理由が不明です。
3.お金儲け
こちらの可能性が高いように思います。
理学療法士さんが自費装具としてのインソールを診療所で作成しているの見受けます。
理学療法士さんは確かに義肢装具士さんより患者の足の構造については理解があります。
一見よさそうに思いますが、理学療法士さんは通常装具をつくる技術は高くないです。
多くあるのはインソール作成のライセンスを取得していて、2日ほど講習をうければ作成可能です。
その程度の技術で習得できるインソールはどうでしょうか?
義肢装具士さんは多くの装具作成もしており、装具作成に関しては通常理学療法士さんより高い技術を持ちます。
足の構造に関しては通常は医師が診断して義肢装具士さんと相談して作ります。
足のリハビリは理学療法士さんの方が詳しいですが、足の解剖、構造は医師の方が詳しいはずです。
理学療法士さんより医師の方が足の構造に詳しくない程度その医療機関で作るべきでないです。
そのため義肢装具士さんが単独でつくるわけではなく、理学療法士さんがつくるメリットを私はあまり感じません。
私の見てきた範囲ですが、理学療法士さんが自分のお金儲けの一環として作っている先生を見てきました。
自費で自分で作れば作成費用が診療所から払われ、診療所もその費用の一部が自分に入ります。
理学療法士の収入アップとして敢えて自分の技術を患者さんにうたって自費装具を作成している先生を見てきました。
非常に残念な状況です。
ただし、私が今まで見てきた先生だけなので中には非常に技術の高い理学療法士さんもいるかもしれません。
たまたま私の周りにそのような先生がいただけかもしれません。
あくまで私の個人的な意見なので、よく相談して決めてください!