2024年9月15日
こんにちは!
今回は医療の闇、批判的な内容を含むため苦手な方はスルーしてください!
前回足底板・インソールについて書きました。
柔らかめでクッション要素の強い市販のものとオーダーメイドで作成してしっかりとした足の形を矯正する健康保険を使って作成するインソールがあります。
治療用装具としてのインソールは病院・診療所で医師の処方の元で義肢装具士さんがオーダーメイドで作成した場合に健康保険を使って作成できます。
作るパーツにより若干金額が変動しますが通常10割負担で片足2万円前後、両足4万円前後します。
片足だけインソールすると左右の違和感がでるため通常両足に作成します。
自己負担はお子さんならこども医療で500円、1割の方で4,000円、3割の方で12,000円かかります。
インソール自体は患者さんの足型をとってその型を使って作成します。
素材自体も高いものでなく、通常義肢装具会社では半日程度で作成可能です。
素材代、人件費もそれほどかからず、装具の中ではトップクラスに利益率の高い装具です。
治療用装具は国が値段を決めているため、このように装具により大きく利益率は異なりまる形となっています。
装具によっては作成に時間がかかり利益率の少ない装具も多く存在し、インソールや軟性コルセットなどの利益率の高い装具もあります。
インソールが利益率高いためインソール専門の義肢装具会社も多数存在します。
それ自体は問題ないのですが、お金儲けだけを考えている義肢装具会社が存在します。
1.非常にできの悪い装具を作っている
2.キックバックを行っている
1.非常にできの悪い装具を作っている
オーダーメイドといいながら基本のインソールのひな側に土踏まずの部分に追加でぺたぺた貼り付けてそれなりの形にしている。
一見アーチを作るように見えますが、インソールは単に土踏まずに盛り上がりを付ければよいのではなく踵骨、舟状骨という足の関節部分でアーチを作るようにするべきです。
ほぼ市販のインソール(数千円)と同じようなもので治療用具(4万円)として作成しています。
治療用装具として作成したのにパーツがつぎはぎのインソールは注意が必要です。
患者の痛みなどにあわせて調節としてパーツを貼ることはありますが、始めからつぎはぎのものは危険です。
長くなるので続きます。