2024年4月29日
こんにちは!
医療の闇 小児訪問リハビリの続きです。
批判的な内容があるため苦手な方はスルーお願いします。
前回病院・診療所ではベテランが若手の教育するため給与もピラミッド型で、若い先生は安い。
一方で訪問リハビリは通常指導体制などないため若い先生もベテランも売り上げに応じる歩合制で若手の先生でもかなり給与が高くなっていると書きました。
ある程度経験を得たセラピストが訪問リハビリすることは全く問題ないと思います。
経験のあるセラピストは病院では指導、管理業務が多くなります。
管理業務などが苦手な人も一定数いますし、現場仕事が好きなセラピストが訪問リハビリに行かれるのは理解できます。
ただし主治医との連携もほとんどなく、病状が不明なままリハビリする状況は良くないですが。
問題は最近は給与が良いからと言って若手の先生が訪問リハビリに移る先生が増えていることです。
多くの訪問看護ステーションは3~5年以上の経験があればO.K.という雇用条件です。
一般的にセラピストの3~5年は若手の領域で中堅ともまだ言えず、まだまだ指導が必要な状況です。
さらに最近の小児訪問リハビリの増加から小児訪問リハビリの求人が多くなっています。
その雇用条件に「小児リハビリ未経験O.K.」と書いてある訪問看護ステーションも多くあります!
実際私も自分の患者で訪問リハビリを受けている方の話を聞くと小児リハビリ未経験の先生がリハビリしているケースが多くあります。
非常に珍しい病気のお子さんも全くの未経験の若いセラピストがリハビリしているケースもありました。
指導者もいない訪問看護ステーションでした・・・。
訪問リハビリは業務形態的に指導は難しいです。
未経験者が来ても初めの数回ベテランと一緒に訪問してあとはその人任せが多いと聞きます。
同じ法人で訪問看護ステーションだけでなく放課後等デイサービスなどがあり、そちらで研修をしっかりするならわかります。
ただし放課後等デイサービスはもっとリハビリ内容が滅茶苦茶な場合が多いです。
報告書ではその人のリハビリが適切かどうか判断できないと思います。
そのため本来訪問リハビリはある程度経験のあるセラピストが行うものだと思います。
私のクリニックでも訪問リハビリを行っていますが、一人で任せても問題ないセラピストに限定しています。
一方的に批判を書きましたが、ちゃんとしている訪問看護ステーションもあります。
小児リハビリをきちっとしているところもありますが、少なく患者さんには見極めは難しいです。
是非、訪問リハビリを始める際は担当セラピストの経験などの聞いてください。
小児リハビリをどこで研修したかを聞いてください。
訪問リハビリでおこなっている期間を経験にいれる人もいますが、指導体制のない状況でのリハビリでは実技の向上はあまりないです。
セミナーや講義受けただけで経験ありというセラピストもいますが、そのなものは実技もなく経験に入らないです。
家に来てもらえるからある程度適当なリハビリでも良いではないです。
せっかく行うならちゃんとしたリハビリを受けましょう!