こんにちは!
久しぶりに先天性内反足の続きです。

以前に先天性内反足についていくつか書いてきました。
私のクリニックにコラムを見て何名もお越しいただきました。
かなり遠方から数時間かけて来られた方も居られました。

赤ちゃんの時期の相談もあれば小学生くらいでの相談もありました。
数名のお子さんを診て感じたことは内反足の治療の地域差が非常に大きいことです。
以下の治療不良を見ました
1.Ponseti法の初期治療が不十分
2.成長とともに変形がでているのに放置?経過観察されている
1.Ponseti法の初期治療が上手くいっていないお子さんが数名いました。
Ponseti法は現在の先天性内反足の世界的標準治療です。
私個人の感想としては理論は明確、単純で手技は比較的シンプルだとおもいます。

これだけ世界中で普及したのは誰もが習得しやすい手技だからです。
一部のゴッドハンドしかできない手術や手技ならこれほど標準的治療にはなりえません。

しかし一方で手技がシンプルだからと誰からもほとんど学ばずに不慣れな先生が治療を行っている場合があると思います。
私が見た赤ちゃんでPonseti法の治療後の数名は明らかにギプス矯正が上手くいっていない状態でした。
話を聞くと、Ponseti法の矯正ギプスをしていたのは小児整形外科専門ではなく一般の整形外科もされている方や年配の赤ちゃんから成人まで昔から見ている先生が行ったものでした。
正直足を見てビックリでした。

ご両親にはそこまで言いませんでしたがどうやったらPonseti法でこのような足になるのか?
complex型という治療が難しい内反足のお子さんもいますが、明らかに異なるものでした。
日本に小児整形外科専門の医師は少なく、異なる都道府県でもメジャーな病院や先生の名前は概ね知っています。
恐らく活発に治療されている病院なら日本全国で名前を言えると思います。
私が診た初期治療不良のお子さんは私個人としては聞いたことがない病院、先生の治療でした。
今のご時世に不慣れな先生が治療を行っている現状があると知りませんした。
確かに都道府県によっては専門病院がない場合もあります。
その場合は隣の県でも専門病院で行っていると思っていました。
私が診た数例はお住いの県にある小児専門でない病院での治療でした。
明らかに初期治療不良なので追加矯正が必要なため近隣の県の専門病院に行ってもらうようにお話しました。
次に続きます。
