コラム

2023年4月16日

側弯症ってご存じですか? 特発性側弯症 その2 診断


こんにちは!

特発性側弯症の続きです。

今回は側弯の診断について書きます。

 

まずは外見でチェックします。

典型的には背中を見たときに

左右の肩の高さが違う

左右のウエストラインの位置が位置が違う

前屈したときに

左右の肋骨の形が異なり、一方の肋骨が隆起している

 

以上のように基本 背中から観察するとわかることが多いです。

ただし側弯症でも曲がりがすくないお子さんでは写真の様にはわからないことが多いので注意が必要です。

 

最終的な診断は単純レントゲンで行います

立位で撮影します。

ここで注意があります。

小さなお子さんはレントゲン撮影の時にきれいにまっすぐに立てない時があります。

撮影する時は骨盤と両方の肩の高さをそろえて撮影する必要があります。

さらに多くのクリニックでは背骨全体を撮影する機械がないため背骨の一部だけを撮影することが多いです。

側弯症の診断には正確な撮影と背骨全体を1枚のレントゲンにできる装置が必須です。

 

とく他のクリニックで側弯と言われたといって受診されたお子さんがきれいなレントゲンを撮ると

側弯でなかったことも多いです。

他のクリックでの撮影する姿勢が悪く、また背骨の一部だけをうつしているからです。

側弯の診断にはレントゲンが必須できれいに撮影できる環境も重要です!!

以上診断でした。

 



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