2023年2月12日
こんにちは!
体外衝撃波の続きです。
衝撃波は超音波と異なりエネルギーが強く深くまで届くと前回書きました。
整形外科で使う体外衝撃波の機械(体外衝撃波治療装置)は2種類あります。
集束型と拡散型の2種類があります。
集束型はその名の通りエネルギーが収束してより強いエネルギーが深くまで届きます。
拡散型はエネルギーが広がって広範囲に作用します。
左が集束型、右が拡散型
集束型は表面に当てることも可能ですが、拡散型は表面のみが対象です。
骨などの比較的深い組織は集束型が向いています。
エネルギーは集束型>>拡散型です。約10倍ほど出力に差があります。
健康保険の扱いも異なり集束型は難治性足底腱膜炎のみが適応。
拡散型は消炎鎮痛処置というクリニックでよくあるホットパックや低周波といったリハ機器と同じ扱いで全身に使用可能です。
このように保険の扱いも異なる2種類ですが、使われる疾患も異なります。
それぞれ良い点があり使い分けが大切です。
ちなみに集束型体外衝撃波治療装置は非常に高額で拡散型の数倍します。
そのため集束型は日本でまだ150台程度しかないようです。
ある程度のベンツが買えるくらいの値段がします。
それぞれの使用方法については次に続きます。