こんにちは!
腰椎分離症の続きです。
前回までに初期はレントゲンでは正常でMRI検査が必要と書きました。
今回は診断と治療です。
診断は最終はMRIが有用ですが、診察として特徴的なサインもあります。
・年齢 運動歴
・痛みの場所
・kempテスト(ケンプテスト)
年齢は中学生が最も多く高校生でも起こります。
逆に体のまだ大きくない小学生では非常に稀です。
疲労骨折ですので、学校の体育だけでは起こりにくく運動部のクラブ活動を毎日のように行っている活発なお子さんに起こります。

運動種目は特になりやすいということはなく、全身運動する色々なスポーツ種目で起こります。
痛みの場所は腰の下の方です。
腰椎分離症は5つある腰骨の下3つ、特に第4腰椎、第5腰椎でおこります。
そのため腰痛も腰の下の方で起こります。
腰椎分離症は腰骨の椎弓という真ん中ではなく左右にある骨の疲労骨折です。

日本整形外科学会HPから引用
片側性も多くその場合は片側の腰痛がおこります。
両側性の腰椎分離症もあるため両側の腰痛も起こりますが、腰の真ん中ではなく少し横側に痛みがあります。

痛み方も特徴があります。
痛みは歩けないほどの痛みではなく、運動していると痛む程度が多く腰椎分離症になっても運動を続けているお子さんが多いです。
時折強い痛みが初期に出る場合もありますが、基本日常生活は普通に過ごせる程度の痛みです。
kempテスト(ケンプテスト)という腰椎分離症の目安のテストがあります。
腰椎分離症は腰骨の左右、後ろの方の部分で起こります。

そのため腰を曲げるより反ったときに疲労骨折が起こっている部分に圧がかかります。
kempテストとは腰を反らして、少し左右にひねりを入れて腰痛が強くなるか調べるテストです。

kmepテストで腰痛がでれば、腰椎分離症の可能性が高いサインです。
kempテストが陽性だからかならず腰椎分離症というわけではないですが、注意が必要です。
一方で腰椎分離症のお子さんで腰を曲げた時に強い痛みが出るお子さんもいるので反っていたくないから腰椎分離症ではないということでもないです。
あくまでkempテスト陽性なら注意が必要、早めに病院受診した方が良いサインくらいに考えてください。
腰椎分離症はこのように年齢、痛みの場所、痛み方に特徴があります。
少しでも疑いがあれば早めに受診するようにしてください。
治療開始タイミングで治療効果が大きく変わります。
次回に治療について書きます。
