2023年1月9日
こんにちは!
ダウン症候群のお子さんの関節のゆるさ
首の環軸椎亜脱臼以外には足のゆるさ、外反扁平足がほとんどのお子さんで見られます。
以前のコラムで外反扁平足について書きました。
外反扁平足は足の骨同士の関節が緩いために体重を支えられなくて、立った時に足が親指側に倒れます。
ダウン症候群のお子さんはほぼすべてのお子さんで外反扁平足が見られます。
外反(足が親指側に倒れる)の程度も強めです。
通常は成長と共に外反も少しずつ改善するのですが、ダウン症候群のお子さんはあまりよくなりません。
外反扁平足自体は歩けなくなるや走れないないなど運動機能には影響しません。
足の親指側にずっと体重がかかるため外反母趾や巻き爪、足裏のタコなどの問題が生じます。
一般的にはダウン症候群のお子さんは小さい時から装具や靴を工夫します。
装具はインソールが一般的で一部UCBLといったプラスチックの装具も使われます。
UCBLなどのプラスチックの装具は矯正力は強いですが、硬いせいで傷ができたり運動に適していないデメリットもあるため
私は使っていません。
靴は小さなときは多くの方がハイカット靴を使用しています。
靴については多くのセラピストさんと家族の方と私の考え方は異なります。
次回に書きます。