2024年5月5日
こんにちは!
シップの続きです。
前回シップの効果について書きました。
シップは消炎鎮痛薬で痛みを改善、局所の血流を良くする薬と書きました。
今回はよく聞かれる「温シップと冷シップどっちを使えばよいのですか?」について書きます。
結論:どちらでも良い!
シップの主成分はサリチル酸メチルであり、温シップも冷シップも同じです。
一般的に温シップにはカプサイシン、冷シップではメントールが含まれています。
温シップのカプサイシンはトウガラシエキスであり、局所の血流をよくする効果が若干あります。
直接温める効果はありません。
一方で冷シップのメントールはヒヤッとするだけで局所を冷やす効果はありません。
つまり主成分は同じでヒヤッとしたいか暖かい感じにしたいかの違いです。
若干だけ温シップは局所の血流をよくするという意味で温める効果があるとも言えます。
そのため温シップ、冷シップは好みで選んで良いと思います。
腫れたり、熱を持つような患部にはヒヤッとする冷シップ、高齢者の冬場の関節などは温かく感じる温シップが良いと思います。
冷シップに冷やす、アイシング効果はないのは覚えておいてください!
ケガの腫れに使っても痛みや血流はましになっても直接的な腫れをひかす効果がありません。
アイシングと混同しないようにしてください。
次回シップとは異なる役目を持つアイシングについて書きます。