2021年11月6日
こんにちは!
今回はケトジェニックダイエットについて書きます。
先にも書きましたが、「ケトジェニックダイエット≠糖質制限ダイエット」です。
糖質制限ダイエットのほとんどはケトジェニックダイトになっていません。
糖質制限ダイエットの極めつけがケトジェニックダイエットです!
ケトジェニックダイエットはケトーシスという体の異常状態を利用したダイエットです。
私達医師はケトーシスと聞くと糖尿病の人がインスリンが働かなくなり体の危険状態というイメージがあります。
ケトーシスとは糖質を利用してエネルギーが作れなくなったときに体がスイッチを入れ変えて脂質をエネルギー源として使いだす状態のことです。
飢餓状態などで起こる状態です。恐らく進化の段階で飢餓状態に生き延びるために体内の脂肪を利用するシステムができあがったのではないでしょうか。
普段は糖質をエネルギー源としている体が糖質が枯渇した状態になると糖質の代わりに脂質を主なエネルギー源として利用する状態(ケトーシス)にチェンジします。
栄養を調整して意識的に体をケトーシスの状態にして脂質をエネルギー源として脂肪分解をするダイエットがケトジェニックダイエットです。
糖質を限りなく0にすることでケトーシスの状態にスイッチします。
一般的には1日の糖質50g以下にして2,3日でケトーシスの状態になると言われています。
1日50g以下はもちろんごはん1杯も食べてはだめで、イメージ的には基本的に糖質を取らないと決めた方が良いと思います。
醤油、焼き肉のたれ、野菜でも芋や玉ねぎなどは糖質を含むため少量のみにして基本は摂取しない方が良いです。
代わりに脂質を全エネルギーの半分程度、残りをタンパク質にして摂取します。
ダイエットするのにどんどん脂質を摂取するという独特のダイエット方法です。
ケトジェニックダイエットの一番の要点はケトーシスに入れるかどうかです。
ケトーシスに入れていないのに糖質を制限しているだけでは筋肉が分解され、脂質を多くとるので脂肪の多い体になって今います。
ケトジェニックダイエットではケトーシスの確認は特に初めての方は必須です。
検査方法は尿検査か呼気のブレスチェッカーが良いと思います。
値段が安いので私は下記の尿検査でチェックしています。
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しっかりとした栄養管理をすれば開始後2,3日で尿からケトンが検出されます。
始めの1,2日はケトーシスに入らないのに糖質を摂取しないので、低血糖になり体がかなりしんどいです!
ケトーシスに入ると体のしんどさはなくなります。
ただしケトーシスに入っても1日でも食事で糖質を摂取するとケトーシスから抜け出てしまいます。
その場合は再度2,3日かけてケトーシスに状態にはいる過程が必要になります。
このようにケトジェニックダイエット中は常時糖質をほぼゼロにする必要があります。
勿論飲み会に行くやビールを飲むのも基本的にダメです。
非常にストイックなダイエットです。
長くなったので次はケトジェニックダイエットの細かい方法について書きます。