コラム

2024年5月5日

スポーツ障害の応急処置 RICEからPLICEへ 否定的な意見も!


こんにちは!

今回はアイシングについて書きます。

 

従来スポーツの現場ではケガの応急処置としてRICEという処置が重要とされていました。

R:Rest 安静

I:Ice 冷却

C:Compression  圧迫

E:Elevation  挙上

外傷後にはまず局所の安静、氷などによるアイシング、損傷部の圧迫、腫れをひかすため挙上が応急処置として重要とされていました。

 

近年ではRICEから変更したPOLICEが重要とされています。

POLICEはRICEにP:Protection(保護)、O:Optimal loading(最適な負荷)を追加したものです。

Protectionは安静、圧迫だけでは局所の安静が不足するため装具やシーネなどで損傷部位の保護を十分に行います。

 

Optimal loadingはケガの後で長らく単なる安静していると損傷部の再生が逆に妨げられるため

時期が来ればある程度早期から負荷をかけていくことが重要とされています。

早期に負荷をかけた方が組織修復が早くなるという論文があります。

 

ただし闇雲に早く負荷をかけると逆に組織の修復を悪くすることもあるためケガの内容により負荷をかける時期は異なり、時期の判断は重要です。

こちらに関してはある程度専門的な知識のある人とともにメニューを決めた方が良いと思います。

近年RICE POLICEにあるIceについて否定的な意見も出てきています

私は個人的にはアイシングは重要で非常に効果的だと思っています。

次にアイシングについて書きます。

 

 

 



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