2024年5月12日
こんにちは!
前回スポーツ障害の応急処置RICE、POLICEについて書きました。
その中でIce(冷却)、通称アイシングについて近年色々な報告がでてきています。
アイシングは良くないという意見も一時は流行りました。
アイシングは古くから行われ、ケガをすれば局所をまずは冷やすものとされていました。
主に炎症の抑制のために行われていました。
組織が損傷した後にに起こる炎症は身体の中で起こる正常な回復過程です。
そのため炎症も組織の再生にとって必要な反応であると報告されています。
アイシングで炎症を抑制することで組織の修復、再生を妨げるとの報告が近年でてきています。
しかし従来からアイシングには非常に効果があることを多くの人が体感しています。
私もアイシングは非常に重要で大きな効果があると思っていました。
最近では筋肉の大きな損傷にはアイシングは効果なく、軽い損傷には効果があるという報告がされています。
恐らく通常のケガではアイシングは有効で、肉離れでも大きく損傷した際には効果がないと思います。
現在でも明確にアイシングの効果についてわかっていません。
動物実験で効果検証されているため、アイシングが悪影響するという結果もヒトで考えるとかなり大きな損傷の場合のモデルです。
私個人的にはアイシング 超推進派です。
アイシングは炎症抑制→痛みを抑える効果が非常に強く、行うべきだと思います。
腫れ、痛みが出た場合にアイシングをすることで翌日に腫れ、痛みが改善するためスポーツの継続も可能となります。
手術が必要となるような大きな損傷には検討が必要だと思いますが、通常のスポーツ現場では行うべきものだと思います。