2023年3月15日
こんにちは!
体外衝撃波の偽関節 疲労骨折の部分で少し触れた超音波を用いた骨折治療についてです。
すごく個人的な意見を書いているので、不快に思われる方がいるかもしれません。
あくまで私の個人の意見であり、特定の病院・クリニックを責めているわけでないです。
超音波からでる微弱な波により骨折が治るのが助けられると前に書きました。
専用の機械で1日20分 毎日充てることで骨折の治りがよくなります。
日本でも健康保険の適応があります。
健康保険は下記2つに使えます。
・骨折の手術してすぐ(ケガをしてから3週間以内)
・骨折して3か月以上経過して骨の出来が悪い時
使用方法は原則毎日骨折している部分に20分間あてることです。
大きな病院では骨折が治りにくい部分の手術した後や骨折して骨ができなくて手術した後によく用いられます。
使用方法としては患者さんに専用の機械をお貸しして自宅で毎日自分であててもらいます。
一方でクリニックでは通院で使われていることが多いです。
患者さんの来院できる頻度で週に3-5回程度あてていることが多いようです。
確かに薬のように副作用はなく、骨折の治りを助けるのでなんでもかんでもあてても問題自体はないです。
疲労骨折や治りにくい部位に超音波をあらかじめあてることは良いとは思います。
ただし骨折の治りの早いお子さんの骨折や通常普通に治る部分の骨折では超音波を当てて早く治るか効果は不明です。
個人的には骨折が普通に治癒する場所に健康保険をつかって治療することは問題だと思います。
しかも医者から骨折が早く治るから毎日受診して超音波あてに来るように言われればそうだと思う人が多いと思います。
本来超音波治療は通常では治りにくい骨折に使われるものです。
プロ選手は色々な骨折に使っていますが、それはチームで負担して自費治療をしています。
超音波治療の保険点数は手術もしていないので早期には認められないですが、受診する費用が発生しています。
個人的な意見ですが、お金儲けでされてるクリニックが一部にあるように思います。
個人的な意見です!!!
一部のクリニックでは治りにくい骨折でなくても、なんでもかんでもあてていることが多いです。
一方でお子さんの骨折のようにもともと骨折の治りがよい時に使う必要はあるのでしょうか?
やはり症例を選んであてるべきですし、本来は毎日充てた方が効果的です。
非常に多くの患者さんが超音波を当てにきているところはお金儲けで行っているようにしか思えないです(個人な意見です)。
本当に治療と必要と思っているなら機器を貸し出して毎日あててもらうべきだと思います!
当院ではクリニック自体で超音波を照射することはしないようにしています!
スポーツしている疲労骨折の方や治りにくい骨折に対して行うなら自費診療ですべきですし
同じ自費診療であれば超音波治療よりも体外衝撃波治療の方が大きな効果があると思います!