2024年9月28日
こんにちは!
こむら返り、有痛性筋痙攣の続きです。
前回は原因について書きました。
今回は治療や対策について書きます。
脱水、電解質異常、神経の異常興奮がこむら返りの原因と書きました。
治療としては筋肉のけいれんが起こっているときは脚をストレッチして安静にします。
医療機関ではよく漢方薬を処方します。
芍薬甘草湯という漢方です。
一般的に漢方薬は即効性がないものが多いですが、芍薬甘草湯は比較的すぐに効果が出ます。
そのためよくこむら返りが起こる方はベッド横や財布に芍薬甘草湯を置いている方もいます。
通常は数十秒で収まります。
たまに強い筋肉のけいれんが起こって、数日筋肉の痛みが続くときもあります。
対策は
1.脱水
夜間は寝る前に、運動時は合間にしっかりと飲水をして脱水予防をすることが重要です。
2.電解質異常
よくこむら返りが起こる方はサプリメントの摂取が有効な場合があります。
サプリメントとしてはカルシウム、マグネシウムがよく勧められています。
筋肉の収縮に関与しているものです。
カルシウムは筋肉への電気刺激自体に使われます。
マグネシウムはカルシウムやカリウムの調節を行っていて不足していると筋肉の収縮が上手くいかなくなります。
トレーニングの多い方や食生活の不規則な方はサプリメントで摂取してこむら返りを予防することも重要です。
なかなか機序のわかっていない部分も多いため完全に予防は難しいです。
以上こむら返りでした。