コラム

2023年8月15日

お子さんの足の指が曲がっている!?屈趾症、斜趾症 足の小指は治療要る?


こんにちは!

お子さんの足の指の曲がり、屈趾症、斜趾症の続きです。

大人と違ってお子さんの場合は生まれつきの足の腱の問題が原因で、赤ちゃんの時から見られます。

通常足の腱は足裏に屈筋腱(曲げる腱)、足の甲側(伸ばす腱)があり同じバランスで存在します。

そのため無意識の状態では足の指は曲がりもせずに真っすぐの状態です。

屈趾症のお子さんは生まれつき足の屈筋腱が伸筋腱よりも強い状態です。

そのため常に足の指が屈曲・曲がった状態となっています。

 

斜趾症のお子さんは生まれつき足の屈筋腱が伸筋腱より強いだけでなく、腱の向きが斜めになっています。

この斜めになっているのが一番問題になる点です。

足の指が斜めになるため横の指と重なることがあります(オーバーラップ、アンダーライイング)。

Foot and Ankle Disordersから引用

斜症症は足の中指、薬指、小指によく見られます

小指が一番多いですが、小指は斜めになっても横が空いているため指が重なることはほぼないです。

そのため小指の斜趾症は基本経過観察で問題ないです。

汚いですが、私の足です。

きれいに小指が曲がって丸まっています。

薬指に重なることもないため症状もまったくないです

強いて言えば、足の幅が少し広くなるため幅の狭い革靴を履くと小指の外側の皮膚が硬くなったりします。

 

他の指は問題がある場合があります。

手術になることもあります。

次に続きます。

 



コラム一覧へ