2023年10月9日
こんにちは!
お子さんの発達が気になるの続きです。
前回通常のハイハイしなくても発達が進んでいれば問題ないと書きました。
現在ネット社会で情報が蔓延しています。
発達障害という言葉も色々なところに正誤関係なく溢れかえっています。
以前の自閉症という分類だけでなく広汎性発達障害という診断分類に広がり、さらに発達障害の薬も数種類使えるようになったため患者数が増加しています。
確かに発達の遅れがあるお子さんの中に広汎性発達障害と後に診断されるお子さんもいます。
しかし1歳までの診断されるお子さんは非常に少なく、多くは3歳以降で言葉の遅れや集団行動できないなどで診断されます。
ハイハイしないだけで広汎性発達障害の診断することは非常に困難です。
中には染色体や遺伝子の病気による発達の遅れの場合もありますが、全体的な発達を見ていくことが重要です。
ハイハイしなくてお座りやつかまり立ちも進まないなどの場合は少し注意が必要です。
その場合もすぐに診断つくことはなく、発達の経過を見ていきます。
ハイハイの形が変というお子さんもいます。
自衛隊のほふく前進のような片側だけのハイハイするお子さんもいます。
やはり経過、発達を見ていくことが重要です。
心配な方は受診して診て医師の意見を聞いてみるのも良いと思います。
当院も多くの方が受診して、少し気になるお子さんはリハビリで発達や原始反射などを評価して
自宅での動きなどに関して相談や経過観察をしています。
現在のあふれかえる情報を探しすぎると心配が膨れ上がります。
あまり心配すぎる必要はないですし、心配なら医療機関を受診してみても良いと思います!