2023年10月8日
こんにちは!
最近お子さんの発達に関する受診が多くなっています。
特に0歳から1歳の小さなお子さんの発達途中に関する受診が多いです。
特に多いのは
・ずりばいはするけとハイハイしない
・おすわりをしない
この2つが多いように思います。
あとは1歳過ぎたけど歩かないなどもあります。
まず正常の発達の月齢をご存知でしょうか?
ざくっと書くと下記になります。
定頚 4か月前後
寝返り 6か月
ずりばい 6-8カ月
ハイハイ 8か月
お座り 8-10か月
つかまり立ち 10-12か月
伝い歩き 1歳頃
ひとり歩き 1歳6か月
色々な情報がありますが、おおまかに書いています。
この月齢は多くの赤ちゃんがこの時期までにできる月齢を書いています。
例えば寝返りなら通常は月齢6か月までにできることが多く、早いお子さんなら4か月くらいからできるようになります。
最近はお子さんの発達が非常に早く、周りは1歳前にあるいているのにうちの子は?という話もよく聞きます。
ひとり歩きも最近では1歳前、早いお子さんなら10か月くらいから歩くお子さんもいます。
最近のお子さんは体が大きく発達も早くなっているように思います。
ただし発達は早かろう良かろうではありません。
発達はうまい具合にできています。
1.首が座ると体幹が強くなりねがえりができるようになる。
2.寝返りしているとさらに体幹がつよくなりずいばいができるようになる。
3.ずりばいをしていると骨盤周囲の筋力が強くなり、腰を浮かせられるようになりハイハイができるようになる。
4.ハイハイをしていると骨盤周囲、下肢の力がつよくなりお座りやつかまり立りができるようになる。
5.つかまり立ちしていると下肢の力がさらにつよくなり伝い歩きや独り歩きができるようになる。
このように発達が段階的に進むことで、各所の力がついていき発達が進みます。
早く発達が進んだ際は筋力がまだ不十分な場合も多く、10か月で独り歩きできても骨盤や下肢の力がまだ不十分で転倒が多かったりします。
まずは正常の発達について書きました。
次はハイハイしないなどについて書きます。