コラム

2022年5月28日

骨端症 オスグッド・シュラッター病 単なる安静は治療??


こんにちは!

スポーツしているお子さんのスネの痛みを起こすオスグッド・シュラッター病の続きです。

 

原因は走ったり飛び跳ねたり大腿四頭筋の使いすぎでした。

治療の基本は使いすぎの状況を改善することになります。

発症してすぐなら2-3週間程度の安静も治療となります。

特にスネが腫れあがっている炎症の強いお子さんは安静が必要です。

しかし単なる安静では再度スポーツを再開した時に症状が再発することが多いです。

 

オスグッド・シュラッター病になりやすいお子さんは

1.大腿四頭筋が硬い

2.体幹の筋力が弱くて大腿四頭筋を多く使っている

上記2つが大きな原因であることが多いです。

 

大腿四頭筋が硬いお子さんはスポーツをすると必要以上にスネの骨に負担がかかります。

寝転んで膝を曲げて足を股関節の横に持ってきて、脚が地面につきにくいお子さんは硬いです。

その場合は安静期間中にも大腿四頭筋のストレッチの学習する必要があります。

その際に大腿四頭筋の裏側のハムストリングスという膝の曲げる筋肉も硬いお子さんが多いです。

ハムストリングスのストレッチも必要です!

 

体幹の弱いお子さんは体幹で本来支える力が弱いため大腿四頭筋で体幹まで支えます。

そのため必要以上に大腿四頭筋を使っています。

その場合は体幹を鍛える運動を学習する必要があります。

体幹を鍛えるのはかなり難しいです。

体幹は単独で動く筋肉ではなく、動作の補助として働く筋肉だからです。

色々な体幹トレーニングがありますが、なかなか習得は難しいです。

専門家の意見を聞かれた方が良いと思います。

 

オスグッド・シュラッター病の治療は安静も重要ですが、安静中に原因を考えて再発しないようにすることが重要です

安静にするだけでなく、その間にストレッチや体幹トレーニングを学習してください

リハビリテーションなどを受けて専門家から学習することをお勧めします!

 

 



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