コラム

2022年9月19日

発達障害 感覚統合 前庭感覚・固有感覚・触覚とは?


こんにちは!

感覚統合の続きです。

 

感覚統合は前庭感覚、固有感覚、触覚の3つが重要とされています。

前庭感覚は重力、体の傾き、スピードなどを感じる感覚です。

耳の奥の三半規管を通じて感じる感覚です。

一般的に皆が使っている平衡感覚と同じような意味です。

 

前庭感覚は固有感覚や眼球運動からの情報を脳の中枢に運ぶ働きがあります。

 

重力に対して姿勢を保つはたらき(抗重力姿勢)
重力を感じるのは前庭感覚であり、重力の元で姿勢を維持するのに重要です。

傾きを感じバランスをとるはたらき
身体が傾いていることを感じ脳に信号を送ります。

眼球運動の調節
眼球の動きの情報を脳に伝えます。

固有感覚と共に自分の身体状態を把握
前庭感覚は固有受容覚とともに自分の身体の機能を把握する働きがあります。

 

固有感覚は筋肉や関節にある受容器からの情報で体の位置や動き、力の入れ具合を感じる感覚です。

・運動のコントロール

・抗重力姿勢

・バランスのコントロール などの働きがあります。

 

触覚は皮膚の受容器からの情報で、触られている、痛い、冷たいなどの感覚を感じます。

熱いものを触ると手をのけるような防衛機能や手を触れられている安心する機能もあります。

感覚統合は前庭感覚、固有感覚、触覚を統合して新しい機能を獲得してく訓練です。

長くなったので次に続きます。

 



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