コラム

2023年5月14日

側弯症ってご存じですか? 特発性側弯症 その9 装具治療3 運動できるの?


こんにちは!

思春期の特発性側弯症の装具治療の続きです。

 

側弯装具に関して前回書きました。

装具で長時間側弯による背骨の曲がりを矯正して進行を予防する治療です。

 

では装具は1日何時間装着すれば良いのでしょうか?

 

以前よりなるべく長く時間装着が望ましいと言われています。

入浴時間を除いた1日23時間の装着が望ましいとされてききました。

N Eng J Med 2013から引用

 

1日12.9時間以上の装着で装具治療の成功率が90%以上と報告されています。

そのため最低12時間以上の装着は必要と考えられ、やはり可能なら23時間目指して装着が望ましいです。

 

学校の体育や運動はどうするのか?

運動制限は一般的に行わないです

体育や運動時には装具を外していつも通り運動してもらっています。

装具はマジックテープで締めているので自分で外せます。

 

勿論入浴などでも自由に外せます。

寝ている間は装着が基本です。

なるべく装着時間が長い方が装具治療の成功率が高いため基本、入浴、運動以外では装着してもらうようにしています。

 

次は実際装具治療でどれくらい側弯進行がとめられるか?について書きます。

 



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