コラム

2023年5月14日

側弯症ってご存じですか? 特発性側弯症 その8 装具治療2


こんにちは!

思春期の特発性側弯症の装具治療の続きです。

 

現在アンダーアームブレースという脇の下で固定する装具が主流です。

 

側弯は曲がっている部分が胸椎、胸腰椎、腰椎に分類され、胸椎は背中の上の方で曲がっている

胸腰椎は真ん中、腰椎は下の方で曲がっているものです。

上で曲がっている方がより装具が長くなり脇の下まできます。

側弯が下の方(腰椎カーブ)だと脇の下までは装具が長くならないです。

 

色々な装具がありますが、私が主に使っているのは

下のカーブ(腰椎カーブ)ではBostonブレース(ボストン装具)

川村義肢さんのHPから拝借

 

真ん中より上のカーブ(胸腰椎カーブや一部の胸椎カーブ)ではOCM装具(大阪医科大学で開発された装具)

装具は健康保険が適応されます。

オーダーメイドで作成して通常石膏か3Dスキャンで体のモデルをつくって義肢装具士が製作します。

レントゲンを撮りながら作成し当院では採型→仮合わせ→完成 1週間おきに行い完成まで最短で2週間かかります。

 

では側弯装具はいつつければよいのでしょうか?

運動はどうすれば良いのでしょうか?

 

次に続きます。

 

 

 



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